江戸川区の老人ホーム事情

江戸川区は、東京23区の東部に位置する区です。
総人口は約67万人、高齢者は約12万人、高齢化率は約18.1%となっています。 23区の中では低い区に当たります。総人口は平成36年度をピークに減少すると予想されていますが、高齢者の数が増加を続け平成36年時では、高齢化率が約22.0%まで上昇すると予想されています。江戸川区は子どもも多く、合計特殊出生率も23区で最も高いです。そのため、高齢化は他の地域と比べて緩やかです。

日常生活圏域で見ると、葛西事務所南圏域が11.8%と低いものの、小岩事務所圏域など3か所で20%を超えています。葛西事務所圏域は葛西臨海公園を中心に発展しているために高齢者の割合は少ないものの、今後は増加していくと考えられています。

一人暮らしの高齢者も多いです。介護認定を受けていない高齢者では約53%、介護認定を受けている高齢者でも約47%が一人暮らしです。男女比で見ると女性の割合が高いです。介護度が軽くなるほどひとり暮らしの割合は高くなり、要支援1の場合、約4割の人が一人暮らしです。在宅生活を続けていけるように訪問介護などのサービスが重要になっています。

老人ホームについては、有料老人ホームの数が増加しています。数年間で4か所増加し、平成23年時では27か所存在します。施設サービスを利用する人は年々横ばいで推移しているものの、有料老人ホームの人気は高いです。一方、在宅サービスを受ける人の割合は急激に増加しており、対策が必要となっています。 江戸川区の老人ホーム・介護施設一覧|みんなの介護

江戸川区の産業では、農業が有名です。販売農家数は23区で3位、経営耕地面積は2位となっています。また、農業物販売額が700万円以上の農家は約22%と大規模な農業を経営している人が多いです。特に小松菜が多く生産され、平成17年の収穫量は日本一になりました。また、運輸業も発達しており事業所数は2位です。物流ハブ拠点やトラックのターミナルも存在します。