堺市の老人ホーム事情
堺市は大阪府の泉北地方に位置する市で制定指定都市です。大阪府内では大阪市に次いで 2番目の人口数と面積を誇っています。総人口は約85万人、高齢者は約19万人、高齢化率は約22％になります。このうち、前期高齢者が約11万人と多いことが特徴です。区別に見ると、東区で特に高く24.9%です。要介護認定者数は約4万人で認定率は20％を超えています。
世帯別に見ると、高齢者人口のうち約3割が一人暮らしをしています。高齢者夫婦のみの世帯と合わせると年々増加傾向にあります。平均寿命は男性が77.1歳、女性が84.4歳となっています。大阪府平均よりは高いですが、全国平均と比べると低くなっています。
老人ホームについてはどうでしょうか。
まず、有料老人ホームでは住宅型が多いです。定員が10人未満の小規模な施設から100人以上の大規模施設まで様々です。費用については、住宅型が月額10万から20万円入居一時金は20万から30万円が一般的です。一方、介護付有料老人ホームでは費用の高い施設が多く、月額では20万以上、入居一時金は1000万円以上かかることが多いです。
特別養護老人ホームについては、堺市全体で均等に施設があります。待機利用者数には差があり、堺区の施設では待機者が多いのが特徴です。
有料老人ホームは民間の参入が進んでいることもあり施設数は増加しています。
一方、特養などの介護施設では堺市の助成を受けて定員数を増やしています。
堺市周辺の老人ホーム情報満載のみんなの介護。
堺市の特徴として、伝統産業が盛んです。市内で生産される刃物は堺打刃物と呼ばれ料理人によく使われています。海外の有名なシェフも使っています。
また、昔から線香の生産も盛んでした。かつては全国一の生産量でしたが、近年は中国などから安い値段の線香が入るようになり生産量は年々減少しています。家庭から仏壇が消えつつあることも要因の一つと考えられています。
