船橋市の老人ホーム事情

船橋市は、千葉県の北西部に位置している市です。千葉市に次いで二番目に人口が多く 中核市としては最大規模の市です。東京と千葉市の中間に存在し、半径20㎞以内にあることが特徴です。交通の良さから、早い時期に住宅団地が開発され、ベットタウンとして発展してきました。そのため、若い人が多く移り住んできています。

人口は約60万人、高齢者は約12万人、高齢化率は約19.7%となっています。全国平均 より低い数値です。

世帯数で見ると、高齢者のいる世帯は約8万5千、高齢者のみの世帯となると約5万 となります。全体から見ると、高齢者のみの世帯は3割を超え、ひとり暮らしの高齢者が 増えてきていることが分かります。 次第にひとり暮らしが困難になり、施設に入所する人も増えてくると予想されます。

地域で見ても特色があります。 高齢化が進んでいる地域は船橋市の北部と中部で、約25%に上っています。ひとり暮らしの高齢者も多く、老人ホームの数も他の地域と比べると多いです。特に、グループホームの数が多いです。詳しくはこちらのホームページ

在宅で生活したいと希望する人が多いため、訪問・通所・泊まりの機能を持つ 小規模多機能型の施設を増やそうとしています。北部や中部だけでなく、他の地域でも 増えてくると予想されます。

このように、船橋市は様々な面で発展していると言えます。 産業ではどのような特徴があるのでしょうか。農業では近郊農業でにんじんや稲作が盛んです。漁業では東京湾に面していることもあり、海苔や魚介類を収穫しています。

工業については、食料品工業が中心です。石井食品や信州志賀一、フジフーズなどが工場を構えています。千葉港から京葉工業地域が広がり、重化学工業も盛んです。

商業も盛んです。食料品の集積地や流通地として昔から栄えていたこともあり、「商都」 という異名もあります。西武百貨店や東部百貨店など、有名な企業の店が並んでいます。 東京都心や周辺地域との競争が激化しているのも特徴です。