東京都の老人ホーム事情

東京都の人口は平成24年時で約1300万人、高齢者の人口は約271万人、高齢化率は約21.3%となっています。総人口の増加以上に高齢者人口が増えているのが特徴で前年と比べ約9万人増加しています。男女比で見ると、男性が約116万人、女性が約155万人となっており、女性が多いのが特徴です。

東京都の老人ホームではどのような特徴があるのでしょうか。 まず、特養や老健の場合、介護保険の地域単価が高いために、費用も高いです。 単価は通常、1単位当たり10円ですが、東京の場合約11円となります。特に東京23区になると単価が最高ランクとなるために値段は高くなってきます。23区以外の地域でも特甲地に指定されているために全国平均よりも高いです。 ただ、それでも有料老人ホームなどよりも費用が安いこともあり人気です。 特養の待機人数は100人から200人が普通ですが、東京都になると400人待ちである特養も珍しくありません。入所するのが大変と言えます。

有料老人ホームの場合、都心に近いほどマンション型の施設が多くなり郊外に行くほど敷地の広い施設が多くなります。東京都なので費用が高いというイメージがありますが施設によっては他の県と変わらない場合もあります。東京都の老人ホーム・介護施設の費用の詳細や、施設の魅力をわかりやすく書いてあります。

老人ホームへの補助金制度もあります。施設の整備にかかるお金の一部を補助しており毎年数か所の施設が対象になっています。審査は厳しく、施設の詳細について公表しています。

東京都は政治や経済の中心地であり人が多いイメージがありますが、地域によって大きく異なります。西部は多摩地域を中心に自然が多く残っており、離島部には伊豆諸島や小笠原諸島など貴重な動植物が多く残っている地域もあります。都心郊外でも、下町と呼ばれる昔ながらの風景が残っています。一方、アニメや漫画などオタク文化の世界発信の地でもあり、新旧が混在しているのが東京の特徴と言えます。