兵庫県の老人ホーム事情

平成22年時で、兵庫県の総人口は約558万人、高齢者は約128万人、高齢化率は23.1%となっています。全国平均よりも高い数字となっています。 介護認定者数は約23万人で要介護認定率は17.8%です。要介護1までの人と、それ以上の人の割合がほぼ拮抗しています。

世帯別に見ると、高齢者のいる世帯では、持ち家に住んでいる人が約78%になります。 しかし、高齢者単身世帯になると約58%まで下がります。公営借家や民営借家に住んでいる人の割合が増加し、生活が苦しい人が多いことが伺えます。

兵庫県は、高齢者向け賃貸住宅の数が増加しています。県内には約1万3千戸が存在していますが、特に高齢者専用賃貸住宅の登録戸数が増加しています。医療福祉法人やNPO法人など様々な事業所が参入しており、サービスも多様になっています。主に神戸市や宝塚市など都市部で見られます。

老人ホームではどうでしょうか。 最も数が多いのは特別養護老人ホームで県内に約300か所、約2万人の定員です。 神戸地域や阪神地域で施設数が多く、待機者も多くなっています。介護施設は県内各地に見られますが、有料老人ホームは神戸地区や阪神地区に集中して見られます。費用も高く高級有料老人ホームも見られます。施設数でも有料老人ホームが最も増加しています。

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このような兵庫県ですが、どのような特徴があるのでしょうか。 北は日本海、南は瀬戸内海と海に面しているのが特徴です。その関係で、南北で気候も異なります。北は日本海側気候であり、冬季の降水量は多いです。南部は瀬戸内海式気候で冬でも快晴が多いです。

産業でも特徴が見られます。南部では阪神工業地帯や播磨臨海工業地帯があるため重化学工業が集まっています。中部や北部では農業・水産業が盛んであり様々な物が生産されています。すべての産業がバランスよく発展しているのが特徴です。