岡山県の老人ホーム事情
平成22年時、岡山県の総人口は約194万人、高齢者は約48万人、高齢化率は25.1％と全国平均よりも高く高齢化が進行していると言えます。前期高齢者よりも後期高齢者が多く、要介護認定率も20.1%と高いため介護が必要な人が急増しています。
平均寿命は男性が79.22歳、女性は86.49歳となっています。年々、平均寿命は長くなりつつあります。
高齢者の急増により、高齢者のいる世帯も多いです。高齢者単身世帯は約466万世帯高齢者夫婦の世帯は534万世帯、合計すると約1000万世帯にも上ります。総世帯数の約20％を占め、対策が急務となっています。
老人ホームでも特徴があります。
施設別に見ると、有料老人ホームの数が急増しています。平成17年から平成22年までに約100か所増加しています。介護付と住宅型の施設が約半々あります。このうち、住宅型は定員が少人数の施設が多く、費用も安いです。岡山県は広島や阪神地域と比べると費用が安い場合が多いです。
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また、特別養護老人ホームや老人介護保険施設に入所する高齢者も多いです。特養ではなかなか入所できないため、老健に入所する人も増加しています。急増する高齢者対策のため、施設を改築・増築することで対応しています。小規模多機能型の施設やグループホームを増やすことで対応しています。
岡山県は瀬戸内海に面しているため、瀬戸内海式気候に属しています。
日照時間が長く年間降水量も少ないため天気が晴れの日が多いです。県北部は山が広がり日本海側気候です。冬は寒さが厳しく積雪も多いです。
産業では農業と水産業が盛んです。
農業では米の生産が盛んです。コシヒカリやヒノヒカリなどが有名です。
他にはなすやシイタケ、マツタケなどの野菜類、小雨高温の気候を活かし桃やぶどうも見られます。
水産業では瀬戸内海からメバルやイイダコ、かれいなどが収穫されます。特にカキの収穫量は全国3位であり、全国的にも有名です。
