浜松市の老人ホーム事情

浜松市は、静岡県内にある市です。
総人口は約81万人、高齢者は約18万人、高齢化率は約22.3%です。全国平均と比べると、やや高い数値です。介護認定を受けている人は約2万8千人で、認定率は15.9%です。14~15%で推移しています。

日常生活圏域で見ると、大きな偏りが見られます。西区では高齢化率が低く、入野や篠原だと18.7%と低くなります。一方、天竜区では全体的に高く、龍山では51.3%となります。 この地域は山沿いで総人口が少なく、高齢者の割合が多くなっています。交通の便も悪いため、生活支援が急務となっています。

高齢者のうち、ひとり暮らしをしている人は約3万1千人で17.3%に当たります。子どもとの同居や夫婦で暮らしている人らと比べると、高い割合で増加しています。特に天竜区では割合が高いです。
高齢者の疾患では循環器系の疾患が多く、27.3%です。次いで消化器系の疾患が続きます。

老人ホームでは、人口の多い西区や北区で施設数も多いです。静岡市よりは少ないものの県内で2、3番目に施設数は多いです。施設の種類では特別養護老人ホームや有料老人ホームの数が多いのが特徴です。費用で見ると、有料老人ホームの費用は高い施設が多く、特別養護老人ホームは県平均であることが多いです。 浜松市の有料老人ホームなどの介護施設

浜松市は農業が盛んな市で、産出額は全国4位となっています。温暖な気候を活かし、米やみかん、茶、チンゲン菜、さつまいもなどを生産しています。特にみかんは「浜名湖みかん」というブランドで全国に出荷しています。高い値段で取引され、主要な品目の一つとなっています。 天竜区などの北部では森林が多く、林業が盛んとなっています。人口の減少で職人の不足が問題となっています。

太平洋に面している他、浜名湖や天竜川などがあるため漁業も盛んです。特産品としてウナギやトラフグ、ノコギリガザミなどがあります。県内だけでなく、様々な地方に出荷されます。