西宮市の老人ホーム事情

西宮市は、兵庫県南東部にある中核市です。
平成22年時、総人口は約48万人、高齢者は約9万人、高齢化率は約19.1%となっています。全国平均と比べると、低い数字です。前期高齢者はほぼ横ばいに推移しているものの、後期高齢者は毎年約2万人増加しています。
高齢者のいる世帯は約5万4千世帯です。そのうち、高齢者単独世帯は約1万5千世帯で全体の約8.4%になります。夫婦のみの世帯と共に、年々増加の傾向にあります。

老人ホームではどうでしょうか。
地区別に見ると、塩瀬地区に施設が多く見られます。高齢化も進行しており、需要が多く見込まれます。施設別に見ると、特別養護老人ホームと介護老人保健施設ともに3年間で約120か所の増床を予定しています。ただ、高齢者数に対する入居数の割合は低く、課題となっています。 こちらは西宮市の老人ホーム情報をわかりやすくご紹介しています。

介護が必要な人に対する支援では、介護認定で非該当になった人でも、訪問介護やディサービスのサービスを受けられる制度があります。費用は介護保険に準じ、原則1割負担と利用しやすい仕組みとなっています。
また、病院などに通院する際、福祉タクシーを派遣して通うことができます。利用するためには細かい条件があるものの、費用は実費の1割で済みます。

このような西宮市は閑静なベットタウンとして有名です。住宅街の開発が昔から進んでいるため、人口が増加し兵庫県第三の都市となりました。
関西都市圏に近い事もあり、日本有数の高級住宅街が広がっています。財界人やスポーツ選手、文化人など様々な有名人が住んでいます。

産業では農業や工業が盛んです。
農業は関西に近く、近郊農業が発達しています。特に野菜を多く生産しておりホウレンソウやねぎ、春菊などが多く収穫されます。 また、天然水が湧き出る関係で清酒などの酒造りも盛んです。
工業では、飲食料品を中心に発展しています。西宮市は阪神工業地帯に入るため重化学工業の企業も見られます。