葛飾区の老人ホーム事情

葛飾区は東京23区東部にある区です。
人口は約43万人、高齢者は約9万6千人、高齢化率は約22.2%となっています。 高齢者や高齢化率は23区の中では上位ですが、年少人口も上位にいるのが特徴です。 また、1世帯当たりの人員数も多く、5人や6人の場合も珍しくありません。

23区の中では高い高齢化率になっています。町内別に見ると、新宿や高砂地域が25%以上となっており高齢化が進んでいます。今後も高齢化はさらに進んでいき、平成26年時には高齢化率は23.5%まで上昇すると予想されます。葛飾区の高齢者向け施設の詳細を知るにはこちらのサイトがおすすめです。

一人暮らしの高齢者も多いです。高齢者全体の約15.7%を占めています。男女別に見ると男性が約5千人、女性が約1万人と女性が男性の約2倍の数となっています。 年齢層で見ると、男性は65~69歳が最も多く、女性は75~79歳の人口が最も多くなっています。今後、男性は介護が必要になる人が多くなると予想されています。
一人暮らしの高齢者の内、介護認定を受けている人の割合は13.2%です。夫婦や3人以上の家族と同居している場合と比べると割合が高くなっており、介護予防の取り組みが大切と言えます。

介護サービスでは、居宅サービスを利用する人の割合が施設サービスを利用する人より多いため、訪問介護や訪問看護のサービスを充実させようとしています。施設サービスの中では、認知症の人を対象としたグループホームの需要が大きいため、葛飾区も積極的に施設整備を進めています。

葛飾区は昔から東京の下町であったため、昔ながらの家が多いのが特徴です。平屋の家がたくさん立て込んでいるため、災害対策を進めてきました。例えば火災が発生しやすいことから、避難訓練や火災にならないような家電の普及などに努めています。また、海抜が低いこともあり、津波や地震の心配もあります。ハザードマップを作成して住民に配布するなど、できる限りの対策を行っています。