川崎市の老人ホーム事情

川崎市は、神奈川県北東部に位置する市で、政令指定都市です。
総人口は約140万人、高齢者は約23万8千人、高齢化率は約16.8%となっています。5年間での増加率はそれほど高くなく、他の市と比べても高齢化は進んでいないです。高齢者のいる世帯は約16万世帯で、そのうち単身世帯は約4万7千と約3割に上ります。男女別に見ると、男性は約1万7千人、女性は約3万人が一人暮らしをしています。
川崎市は多摩丘陵部に住宅地が並んでいるために交通や立地上の問題が見られ、対応が急がれています。 平均寿命でも上位に位置しています。市町村別に見ると、男性は麻生区で81.7歳と1位になっています。女性も87.3歳となっており、高齢者が住みやすい市であることが分かります。

介護が必要な人向けのサービスではどのようなことを行っているのでしょうか。
まず、高齢者緊急通報システムを配備しています。これは、高齢者ひとりひとりに緊急ペンダントを配布し、緊急の場合に医療につながるシステムです。
次に、介護で必要な消耗品の助成制度があります。紙おむつだけでなく、清拭品やおむつカバー、使い捨て手袋など様々な物は対象となることが特徴です。
住居をバリアフリー化したり改装したりする場合も費用を一部助成する制度もあります。市に収めている税金の額によって助成される額が異なるものの、様々な制度があるのが川崎市の特徴であると言えます。

川崎市の老人ホームについては、費用が高い傾向にあります。
特別養護老人ホームでも月々にかかる費用は7~16万円程度と言われています。神奈川県内と比べてもやや高い傾向にあります。http://www.minnanokaigo.com/search/kanagawa/kawasaki-shi/

川崎市は首都圏に近いこともあり、産業が盛んです。
京浜工業地帯の中にあることもあり、特に工業が盛んです。富士通や日本電気、東芝など日本を代表するような大企業の工場や関連する中小企業が数多く存在しています。最近では先端技術の研究施設も多いです。

第三次産業では、川崎駅を中心に商業地が広がっています。大規模な施設が広がっている他、市街地にかけて中小規模の商店街やスーパーマーケットが見られます。