神奈川県の老人ホーム事情

平成22年時で神奈川県の総人口は約900万人、高齢者は約178万人、高齢化率は約19.8%となっています。総人口は横ばいに推移しているものの、高齢者の増加は著しいです。
平成17年から平成47年の30年の高齢者増加率は神奈川県が最も高いと予想されています。 神奈川県の平均寿命は、男性が78.24歳、女性が84.74歳となっています。特に男性は全国で5位と上位に位置しています。

高齢者の住まいでは、持ち家に住んでいる人が約43万世帯、借家に住んでいる人が約14万世帯と持家が約7割、借家等が約3割となっています。借家に住んでいる人の割合が高くなってきており、住宅改修の必要性が見られます。昔から住んでいる人も多いため、家の老朽化が進み早急な対策が求められています。

老人ホームでは、65歳以上の人口10万人当たりの老人ホーム数は38.2と、全国平均の48.6よりも低く全国で40位となっています。総人口数が東京に次いで多く、首都圏に近いため費用が高いことが要因として考えられます。地域別に見ると、県西部に老人ホームが多く見られます。介護認定率や高齢化率も西部で高く、今後も西部を中心に増加していくと思われます。 http://www.minnanokaigo.com/search/kanagawa/

このような神奈川県はどのような特徴があるのでしょうか。
神奈川県は太平洋側に位置しているため、温暖で雨量も多いです。冬でも降雪はめったになく、晴天の日が多いです。特に、川崎市から横須賀市にかけてはヒートアイランド現象の影響を強く受けるため気温が高い傾向にあります。

温暖な気候であるため、農作物の生産が盛んです。一戸あたりの作付面積は小さいものの気候と地の利を活かして生産性を高くしています。キャベツや大根、牛乳、豚肉、お茶などを生産しています。特に茶は有名で、山間部を中心に作られ全国的に販売されています。地域別では三浦市や横浜市、平塚市などが農業の盛んな市です。