八王子市の老人ホーム事情

八王子市は、東京都の多摩地方南部にある市です。 人口は約56万人、高齢者は約11万7千人、高齢化率は約21.1%となっています。 日本の市町村の中では23番目に人口が多く活気のある市です。 (いずれも平成23年時)東京都平均と比べると、やや高い数字になっています。

高齢者の世帯数ではどうでしょうか。平成22年時では約7万8千世帯であり、そのうち一人暮らしの世帯は約2万世帯と高い数値を示しています。 日常生活圏域で見ると、最も高齢化率が高い地域は長房圏域で29.4%となっています。 人口が約1万8千人と少ないにも関わらず高齢者が多い圏域で、高齢者を支えきれなくなりつつあります。また、元八王子圏域は高齢者の数が最も多く、1万人を超えています。 要介護認定者は平成23年時には2万人を超え多くの高齢者が介護を必要としています。

老人ホームはどうでしょうか。 介護保険施設では特養が最も多く22あります。8つある老健と同様に、多くの人が入所を希望しています。また有料老人ホームの数も25と多いです。八王子市は23区と比べると費用の安い施設が多いため、人気が高まってきています。老人ホームを八王子市から探せるサイトです。 また、自主的に運営されている交流サロンである「ふれあいいきいきさろん」の数は年々上昇しており80か所となっています。高齢化の進展に伴い集まる場も増えていると考えられています。

このような八王子市ですが、どのような特徴があるのでしょうか。 まず、気候は中央高地式気候に近いです。他の地域と比べて標高がやや高く内陸部の小盆地にあるためです。冬の最低気温は東京都都心より5度ほど低いですが、逆に夏は2、3度ほど高い傾向にあります。そのため、冬では積雪が多く東京都内では雪が多い地域になります。

産業では、第3次産業が多数を占めます。北部には北八王子工業団地があり電気機械や精密機器製造業が盛んです。関連する企業や物流拠点も市内にあり、多くの人が働いています。