京都府の老人ホーム事情

平成22年時、京都府の総人口は約263万人、高齢者は約60万人、高齢化率は約23% となっています。全国平均よるも高く、高齢化が進行しています。 日常生活圏域別に見ると、丹後圏域が32%と高く、次いで中丹圏域が28.3%と続きます。

世帯で見ると、夫婦で暮らしている世帯や単身世帯の増加が著しく、22万8千世帯を超えています。このうち、単身世帯は約11万世帯ですが今後夫婦の世帯数を追い越していくと予想されています。生活圏域別に見ても、丹後圏域が最も高く対策が必要になります。

高齢者の病院受診者数は約8.7万人で、全体の約52%を占めています。全国的に見ても高い数字で、医療機関にかかっている人が多いことが分かります。また、入院患者の割合も71.1%で全国平均よりも高いです。京都府の療養病床の数が多いことが要因とされます。

老人ホームについては、京都市や山城地区に多くの施設が見られます。総人口の多い地区に立地していることが多いです。有料老人ホームはこの2地区に集中しています。 待機利用者や費用の面からみても、他の地区にある施設と比べて高い傾向にあります。 京都府の近くで介護施設をお探しなら便利なサイトがあります。→みんなの介護

介護が必要な人への助成制度は、各市町村によって異なります。助成の限度額も異なるため、それぞれの判断に任せられています。

このような京都府ですが、どのような特徴がるのでしょうか。 まず、観光業がとても盛んであることです。南部には京都市や宇治市がありますが世界遺産を多く抱えているため観光都市として発展しています。他にも亀岡市や丹後半島でも観光業が盛んです。 特産品も観光に関連したものが多く、西陣織や京友禅など伝統的なものが中心です。

京都府の山沿いでは林業が盛んです。西日本では唯一の林業大学校が存在し、第一線で活躍できる人材を輩出しています。卒業生は府内だけでなく、全国各地で活躍しています。