広島県の老人ホーム事情

平成24年時で広島県の総人口は約284万人、高齢者は約69万人、高齢化率は約24.3%です。全国平均よりも高く高齢化が進行しています。男性が約29万人、女性が約40万人 と女性がやや多いです。今後、広島県内の総人口は減少し続けますが高齢者は増え続け20年後には高齢化率が約34%まで上昇すると予想されます。
高齢者のいる世帯は約44万世帯でそのうち単独世帯は約12万世帯です。夫婦のみの世帯も合わせると過半数を超えます。
高齢者のいる世帯では、持家に住んでいる人の割合が高いです。約85%が持家に住みなじみのある家で生活していたい人が多いと言えます。

特別養護老人ホームや老人保健福祉施設などの介護保険施設には約2万人が住んでいます。
グループホームや有料老人ホームと比べると費用が安いために入居希望者は多いものの待機者が多くなかなか入所できません。多い施設では600名にも及びます。 地域別に見ると、県北部で費用の安い施設が多く見られます。
有料老人ホームでは都市部になるほど費用は高い傾向にあります。在宅型有料老人ホームでは入居一時金に約30万円から70万円、月額では10万円から20万円かかる施設が多いです。サービス付き有料老人ホームでは、施設の規模によりますが入居一時金が5万から15万円、月額では15~100万円と幅広い金額で設定されています。
高齢者向けに賃貸住宅数はまだ少なく、県内で約3000か所となっています。→広島県の有料老人ホーム情報が満載

広島県は第二次世界大戦時から軍事拠点として発展してきました。戦後も技術者や職人が仕事をし、ものつくりが盛んです。自動車産業や造船などの鉄鋼業、半導体などのデジタル関連機器産業が多く見られます。
農業や漁業も盛んです。みかんやはっさく、ぶどう、米、牡蠣などが収穫されます。 特に牡蠣は有名で、観光客に人気です。 瀬戸内海式気候ですが降水量が多いため、農作物の生産に適している土地と言えます。