新宿区の老人ホーム事情

新宿区の総人口は約32万人、高齢者人口は約6万人、高齢率は約19%となっています。 10年前と比べると、高齢者人口は約23%増加しているにも関わらず、高齢化率は約2%のみの増加となっています。総人口の増加分が大きいと言えます。 高齢者世帯の内、ひとり暮らしの高齢者の割合は約24.7%であり、東京都平均と比べると高くなっています。徐々に数字が高くなっており、支援が必要になりつつあります。

一方、要支援・要介護者は1万1千人台でほぼ横ばいに推移しています。介護予防に力を入れ、元気な高齢者が多いことが分かります。今後は少しずつ増加すると予想されています。

介護が必要な人に対する助成金制度として、おむつの費用の一部を負担しています。 要介護や障害を持つ人など、制限はあるものの8千円を上限に補助する制度です。

老人ホームについては、都心部に近く地価が高いこともあり費用も高い傾向にあります。 介護施設については他の23区と同じような費用ですが、有料老人ホームになると一時金や月額の費用は高い傾向にあります。新宿区の高齢化は他の地区とくらべると低いですが今後、介護が必要な人は増え続けるために対応が急がれます。 みんなの介護は新宿区の老人ホームの情報がたくさん揃っています。

地区別に見るとどのような特徴があるのでしょうか。 北部の落合地区は昔からベットタウンとして開発されてきたこともあり住宅街が広がっています。東部の旧牛込区は昔から住んでいる住民が多く、高齢化が進んでいる地域です。 南部には新宿御苑や明治神宮などがあり、自然が豊富な地域です。

区全体では、大学や病院が多いのが特徴です。東京理科大学や早稲田大学、大学病院などが集まっています。昔から「若者の街」と呼ばれています。 また、東京都内で最も外国人が多く住んでいます。外国人が多く集まるコミュニティや会社などが多く存在しています。様々な背景を持つ人が集まっているのが新宿区と言えます。