三鷹市の老人ホーム事情

三鷹市は、東京都多摩地方の東側にある市です。 平成22年時で、総人口は約18万5千人、高齢者は約3万4千人、高齢化率は約18.7%となっています。東京都平均が20.4%、全国平均が23.0%であるため、低い数値となっていますが年々上昇しています。 後期高齢者の数が増加しており、前期高齢者の数より上回っています。今後も後期高齢者の数は増加していくと考えられています。

男女比で見ると、男性は約1万5千人、女性は約2万人であり女性の人数が多いです。 また、ひとり暮らしの高齢者は男性が2千人、女性が5千人と女性の人数が多くなっています。男性の一人暮らしの割合は減少しているにも関わらず、女性の一人暮らしの割合は増加しています。

施設サービスでも特徴が見られます。 平成20年時で、最も施設数が多いのは有料老人ホームです。定員も最も多いです。 一方、特養は9か所あり400名近くの人が入所しています。ただし、待機者も多く400名近い高齢者が入所を待っています。市内より市外に特養の施設が多く立地しているため市外の施設に入所する人も多いです。三鷹市では小規模多機能型の施設やグループホームの数を増やして対応していく方針でいます。

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このような三鷹市ですが、様々な特徴があります。 都内でも有数の自然豊かな土地です。井の頭恩賜公園や野川公園などの公園が多く存在しています。市街地や商店街の中に公園が多く配置され、公園都市としての機能しています。 自然の多さから農業も盛んで、ウドやキウイフルーツ、カリフラワー、ブロッコリーなどが栽培されています。野菜類だけでなく果樹園や花卉なども生産され農家が多い市です。

観光名所としては三鷹の森ジブリ美術館や山本有三記念館、太宰治文学サロンなどの文化施設が多く存在します。有名人の墓も多く、太宰治や森鴎外、近藤勇などの墓が存在し、多くの人が訪れています。