全国の介護施設の数はどのくらいある?

全国に介護施設の数はどれくらいあるのでしょうか。自分の住んでいる地域が介護施設の少ない場所である場合、不安になってきます。

介護施設といっても、施設の種類によって様々です。 まず、特養や老健など、介護保険の施設についてです。都心部やその周辺には少なく、 地方では多い傾向にあります。これは、地価や人件費が大きく関係してきます。 介護保険サービスの場合、収入は介護報酬の額によって決まるため、全国で差は見られません。ただし、支出は都会にある施設だと高くなります。地価が高いため建設のために 多額の費用がかかったり、最低賃金も都会では高いため、人件費が高いです。 そのため、運営面の関係からなかなか施設数は増えません。そのため、都心部の方が多く なります。 ただし、公共施設のため県や国からの出費が多いため、施設数はあまり増えないと 考えられます。

一方、有料老人ホームの場合は、地方より都会の方が多いです。有料老人ホームは 介護保険にかからないサービスを提供しているため、費用が高いです。 入所する人は、お金をかけても良いから高いサービスを求めている人です。そのため、 所得の多い人がたくさん住んでいる都会で多く見られます。 また、ひとり暮らしの人のために住宅型有料老人ホームがあるなど、都会ならではの 特徴に合わせた老人ホームも見られます。

ディサービスやディケアになると、さらに数は多くなります。 運営形態も社会福祉法人から民間まで様々であり、大所帯の所から民家を改築したような こじんまりとした所まで様々な施設があります。 一つの地域に複数のサービス会社が競合しているため、全国となると相当の数の施設が あると言えます。 食品会社や建築会社など、様々な業種の会社が参入してきています、高齢化の影響で、 まだまだ需要が高い傾向にあるため、これからも施設数は増え続けると思われます。