老後を考えた施設への入居の心得

老後に老人ホームに入所するためには、どのような準備が必要でしょうか。 現役で仕事をしている時にしっかりと準備をすることが大切です。

お金が最も大切と言えます。資金計画を立て、貯蓄の目標を立ててお金を貯める ことが必要です。 有料老人ホームや介護保険サービスの施設によってかかる費用はまちまちですが、 次の3点をまず考えるようにします。

まず、入所する時にかかるお金です。有料老人ホームでは入居一時金が多くかかります。 介護保険施設の中には0円の施設もあれば、豪華な有料老人ホームの中には1億円近く かかる施設もあります。

次に、家族構成についてです。ひとり暮らしか、3世代同居での生活かによって変わってきます。例えば、家族が多い場合は在宅で介護する方法もあり、費用も施設介護と比べると安くなります。夫婦で生活していて、一緒に施設に入所する場合は倍近く費用がかかる ことになります。 なお、介護保険サービスを受ける際の保険料についてですが、世帯の形態によって異なってきます。複数人で住んでいる場合、世帯分離を行って単独世帯にすることで、保険料の負担を減らせることができます。

そして、毎月かかる費用です。施設環境や設備、食事内容等によって毎月かかる費用は 大きく違ってきます。月額だと考えにくいため、年間にどれくらいかかるか計算して、 貯蓄で払えるかどうか検討します。年金など毎月の収入も計算して、無理なく払えるように考えます。

余裕があれば、施設に入所する場合の資産の調達についても考えておきます。例えば、施設入所する際、持ち家や金を売却して施設に払うお金として充てることができるかどうか考えておきます。施設に入所してからだとお金に変換しにくいため、老後に備えてできるものから売却しておくと良いでしょう。

このように、老後に備えて対策できることはたくさんあります。若い内から考えておく 事が大切です。