サービス付き高齢者向け 住宅型との違い

サービス付き高齢者向け住宅は、住宅型の有料老人ホームとどのように違うのでしょうか。 まず、賃貸借と利用権の違いがあります。

サービス付き住宅の場合、一般のアパートと同様に賃貸借の契約を結んでいることが多いです。自分の入居する部屋は借りたものであるため、勝手に異動することはありません。一方、住宅型の場合、部屋の利用権をもらっているだけなので、施設の都合に合わせて部屋を移動しないといけない場合があります。この利用権とは、施設全体に対する利用権を意味しています。住み慣れた部屋にずっといることができるのがサービス付き住宅の特徴です。

サービス付き高齢者向け住宅の費用について

次に、費用はサービス付き住宅の方が安いです。 入居一時金は必要なく、敷金のみがかかります。住宅型の場合は高額な入居一時金が必要 となってきます。

食事にも少し違いが見られます。住宅型ではサービスに含まれています。サービス付き 住宅の場合、別途利用料がかかる代わりに、複数のメニューから好きなものを選択することができます。

住宅型よりも自由度は高いです。サービス付き住宅は家族や友人の訪問時間に制限はありません。また、一緒に外泊もできます。プライバシーも守られ、外出時間にもあまり制限はありません。住宅型の場合、外部者の来訪や外出に制限があることが多いです。

施設内の広さという面からも違いが見られます。サービス付き住宅の場合、居室部分の 面積は25平方メートル以上という決まりがあります。一方、有料老人ホームでは 13平方メートル以上から可能となります。

このように、サービス付き住宅は住居、住宅型は施設という側面が強いです。住宅型は 有料老人ホームとして届け出が必要であるからです。ただ、どちらの特色が強いかはそれぞれの施設によって変わってきます。自分のライフスタイルに合わせて選ぶと良いと思われます。