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介護老人保健施設 自宅の復帰を目的とするリハビリ施設

介護老人保健施設とは、介護保険サービスの一つであり、在宅復帰を目的とした施設です。 脳性まひや脳梗塞で入院した後、自宅で生活するためにリハビリや日常生活の訓練などを 行います。

職員はケアマネや介護福祉士の他に、作業療法士や理学療法士などのリハビリ職がいることが特徴です。館内を車いすで移動したり、歩行訓練、手を使った作業などを行っています。リハビリだけでなく、食事の提供や介護サービス、入浴なども行っています。

老健にはディケアが付属されていることが多く、施設まで通ってきている人もいます。 利用できる人は介護認定を受けた要介護1~5までの人です。要支援の人は利用できません。また、特定疾病にかかった40~64歳までの人も利用ができます。

特養とている部分が多いですが、様々な違いがあります。 まず、原則3か月の受け入れであることです。老健は介護度を下げて在宅復帰させるという明確な目的があるため、期間を設定してサービスを提供しています。ただし、実際は特養に入所できない人の受け皿として老健が利用されている所もあります。 リハビリに力を入れてどんどん在宅復帰させている施設と、特養の受け皿となっている施設とに分かれていると言えます。

次に、様々な職員が働いていることです。

特養では、ケアマネや介護士、看護師が中心ですが、老健ではこれらの職種に加え、理学療法士や作業量療法士、言語聴覚士などのリハビリ職、医師が常駐しています。

老健は医療の側面が強いため、医療法人が運営していることが多く、医療に関する機器も多いと言えます。

費用としては、介護保険の一割負担の他に食費や医療費、おむつ代などの日常生活で使う物の実費がかかります。 また、部屋も相部屋である多床室や一人の個室、ユニットなどがありますが、多床室が最も安いと言えます。所得が少ない人が利用しやすいように、所得額に応じた減免制度もあります。